ポーランド、ハンガリーおよびトルコの国民的英雄

21 marca 2024 , Tagi: malkik.livedoor.blog
皆様、おはようございます! このブログにいらしていただき誠にありがとうございます!      3月14日は、ポーランドの有名人の誕生日です。世界中にはそれほど知られていない人ですがポーランドの人たちは誰でも彼のことを知っています。“彼”とは、ポーランドの将軍、ユゼフ・ベムです。生まれたのは1794年です。丁度230年前です。今年はベムの生誕230周年にあたります。 ベム将軍につきましては、少し前にも書きました。ポーランドの英雄だけではなく、ハンガリーおよびトルコの国民的英雄にもなっています。1848年から1849年のハンガリー革命時の大将であり、オスマン帝国軍の元帥でもありました。 ユゼフ・ベムの出生地はタルヌフ市です。彼の生まれた家は残っていません。同じ場所で違う建物が建設されました。その壁には元帥に関する記念プレートが埋め込まれています。ビルの外観は少し汚れているので、タルヌフ市民はちょっと恥ずかしいそうです。しかし、ポーランド人にとって重要な人物が誕生した建物なので、タルヌフ市にご来訪なさる方はベム生家も是非ご覧ください。 ベム元帥は1850年12月10日、ポーランドではなく、シリアのアレッポ市(当時はオスマン帝国領)で他界し、同地に埋葬されました。有名人であったため、まだ生きている間に、ポーランドおよびハンガリーの詩人や作家たちによる多くの本、詩や歌の主人公となりました。ポーランド人がベムの遺骨を祖国に戻したかったがポーランドは当時まだ分割されていた状態で、移送が難しかったです。ポーランドが独立してから、ようやく可能になりました。1929年に“ベム元帥が母国に戻ってきました”。彼はポーランドの独立のためにもっともっと戦いたかったそうです。トルコから母国に戻ってこられると思ったそうです。ベムの最期の言葉はこうでした:「ポーランドよ、ポーランドよ!私はもはやあなた〔祖国のこと〕を救えない。」   1929年6月20日、元帥の遺骨はブリキの棺に納められ、はんだ付けされました。その棺はクルミ材で作られたもう一つの棺に入れられました。棺はアレッポ市からトルコのハイダルパシャ駅まで列車で運ばれて、そこからボートでシルケジ駅までです。シルケジ駅では、ポーランドの列車、ポーランド大統領専用車両に乗せられました。列車はポーランドに向かう途中、セルビアからハンガリーに入り、ハンガリー国境の町、ケレビヤにて歓迎式典が行われました。その後、ブダペストへ。ブダペストに到着後、棺はハンガリー国立博物館へ運ばれていって、そこでも儀式が行われました。数十万人ものハンガリー人が将軍に敬意を表するために集まりました。ブダペストでの行事が終わってから、棺を乗せた列車はポーランドに向けて出発しました。クラクフ市に着くと、棺は降ろされ、ヴァヴェル城へ運ばれていきました。そこでも歓迎セレモニーが為されました。翌6月30日、元帥の出身地であるタルヌフ市に移送されました。もちろん、そこでもさまざまな儀式が実施された後、ユゼフ・ベム元帥の遺骨がストゥシェレツキ公園にある霊廟兼墓に安置されました。これはポーランドで唯一の「空中墓」であります。 以下の記事もベム元帥のことに関連していますので、ご参照ください: Więcej: http://malkik.livedoor.blog/archives/88738913.html?fbclid=IwAR16-6eDNt8-LSIrEarw-fSR82pyGXms50AcgYeWcGP437zxjN-YwQWSVkU

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